第6回 ビートロン杯 準優勝!!!
こんにちは。クロガネです。
いよいよ夏本番ですね。関東のヒラタシーズンはもうそろ終わりですね。悲しい。
もうちょっと出てくれてもいいのに。
8月後半くらいまでいて欲しいな。
まあ来年また採るとしましょう
では本題です。
6/26(日)、大田区で第6回 ビートロン杯が開催されました!!!
大会結果はコチラ!!!
大会結果は上のURLを見ていただくとして、せっかくなので私視点の感想を。
第1回は3組からスタートしたビートロン杯ですが、年々規模を増していて、
とうとう全国大会と同じ規模の会場でギリギリおさまる人数が集まるようになりました。
28組って本当に相当な数です。リピーターの方もいますが、新規の参加の方が非常に多いですね!
元々は私とビートロンの大原さんで始めた大会でしたが、
現在はこのビートロン杯でクワガタ相撲にハマった方に運営が引き継がれています。
私が体を壊してしまって、その間の事務を色々やってくださってました。
さて、第五回で予選通過からの初戦負けを食らった私でしたが、
今回は結構マジで虫を選びました。
まず、6.4gというのが初めての試みで、私自身出せる虫のサイズが分かってなかったんですよね。
いやもう本当に分からなかったんですよ!
最初はシェンク72とかタイワン65とかウンナン72とかいろいろ揃えましたが、
正直1回戦突破するか怪しいレベルで・・・
体重は十分6.4gまで持っていけますが、正直まだまだ大きくて大丈夫な様子でした。
それから暫くすると、パラワン77mmやペレンヒラタ81mmが出るとの情報が入ってきたんですよね。
待ってくれ待ってくれ。そんなん出されたら俺も本気出さないとマズいということになり、
結構あっちこっちで探しました。
計算上は9gの個体に0.87を掛けるとおおよそ6gの個体の基準になるのですが、
正直手元のスラウェシHBの77㎜があまりにも大きすぎて、
本当に6gまで落とせるのか不安でした。
というか、私はむしろ小さめの個体で勝負したい気持ちも結構ありました。
73~74くらいのガッシリした個体を減量したいという考えでしたが、
虫が中々見つからず・・・
ウチノさんから標本用にいただいた77mmスラウェシを急遽出すことに。
1か月くらいかけて7.8gくらいから減量しました。
大会2週間前には7.0gで暫くとまった時期があったので、
ラスト1週間はカラカラのマットに変えて鬼の水抜きをしました。
ほんとよくもってくれたな・・・
マレーは大会1週間前に近所のモンスターで入手しました。
たまたま♀が落ちて♂単になって安かったので。ラッキーでしたね~
しかもコイツが強い強い。もう足の強さが尋常じゃなくて。
あ、コイツなら行けるな~と思い出した次第です。
同時期にテイオウWD75mmも入手していたのですが、
大会直前に前足が飛んじゃったんですよね。
んで悩んだ末、パワーがあるマレーを私が出し、
安定性のあるスラウェシHBをオーベルに貸してリベンジした次第です。
さて、トーナメントを振り返ります。
今回は総勢28エントリーと、もはやドルクスチャンプ杯の1階級に匹敵する大トーナメントでした。
デカすぎる。
クジ運でベテラン勢がAブロックにやや多く寄った印象で、
私の個体が戦った相手は、
1回戦:パラワン74mm(ドルクスチャンプ杯に出てる方)
2回戦:スマトラ70mm(若手ベテラン)
3回戦:パラワン77mm(香川の若手ベテラン)
準決:ギラファ85.7mm(前回優勝者親子)
決勝:スラウェシHB77mm(貸した子)
と、よくみたらドルクスチャンプ杯と変わらないレベル。
レベルが高い。猛者しかいない!
ちなみに、Bブロックも実は全然負けてなくて、
・スラウェシ77mm2頭
・パラワン76mmオーバー2頭
・マリン70mm1頭
と、簡単には勝てない配役でした。
Twitterには載せましたが、こちらにも優勝個体のスペックを。

ー優勝個体スペックー
全長:77.5mm
頭幅:25.4mm
胸幅:26.3mm
スラウェシ島内別産地ラベルHB
羽化日不明(恐らく6ヶ月前後)
最大7.5〜7.8gくらいからのハードな減量(メモし忘れました)
一応、スラウェシ島中間個体♂×マナドラベル上がりが出たラインの♀
の系譜です。今回は深くは触れませんが、実質ほぼ普通のスラウェシですね。
兄弟は内歯が真ん中にある個体も羽化してます。

ー準優勝個体スペックー
全長:70.3mm
頭幅:23.5mm
胸幅:24.1mm
マレーヒラタ
キャメロンハイランド産WD
恐らく3月上旬入荷便
元々7.0gくらいからの軽い減量。
食わせても6.5までしか戻らなかったので、多分6.8gくらいだったのかなと思います。
ちなみに、6.4gにした意図も少し触れます。
80mm級のように全長制にしてしまうと、どうしてもダイオウが最強なので出場種が偏ってしまいます。
ダイオウを買わないと勝てないということが起こります。
実際、ドルクスチャンプ杯で過去に80、85㎜級を行ったときはそんな感じでした。
これを体重級に変えてみると、細いクワガタと太いクワガタが平等に戦えるので幅が広がるんですね。
実際、今回大会で17~18種出ているというのは本当にすごいことです。
で、あとは大きさです。ここが非常に悩みました。
小さければ小さいほど安いので初心者の方でも気軽に参加しやすくなる。
だけど、ある程度のサイズがないとメンタルが不安定になりがち。
図にするとこんな感じです。

あまりにもメンタルが不安定な個体が多いと、
サポートしても試合にならない・・・といったことが起こるので、
それが起きないギリギリのラインが6.4gでした。
5.4gだと国産の野外品をガンガン出せるのですが、調整が難しいんですよね。
というわけで6.4gに。家でたまたま飼ってたオオクワや離島ヒラタである程度戦える。
ホームセンターのヒラタやセアカがベストサイズ。そういったサイズに設定しました。
結果としては、結構みなさん楽しんでくださってたように思います。
ベテラン勢からも評判で、リベンジしたいという声が多数ありました。
ドルクスチャンプ杯に突っ込んでも良いレベルで面白い階級です。
非常に遊びがいのある種目だと思います。
結構意外な展開が多い大会でしたね。MVPを上げるとしたらギラファ85,7mmでしょうか。
あの個体は本当にすごかった。
体重が同じだからこそどっちが勝つか分からない面白さがあるので、
結構楽しい大会になったと思います。
一応次回のメモですが、
・アマミは73mm前後
・サキシマは74mm前後
のあたりに出せる出せないの境界があると思います。
菌糸で太った個体だとこれくらいがボーダーですね。
マットの低温ならもう少し大きくて大丈夫です。
・ヒラタ系は7.5gくらいから減らして大丈夫
・最低でも満腹時に6.5gはある個体を用意して減量する
この辺りを意識するといいかもしれません。
次回は10月ですね!
楽しみです。